よくあるご質問

私たちの事業に関するよくあるご質問にお答えいたします。
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Q1:乾燥って何ですか?

A1:乾燥とは、熱により物体中の水分を蒸発させ、除去する操作のことです。

ですから、水を水蒸気に状態変化させる何らかの加熱手段が必要です。
物体中に含む水分の除去の仕方は、乾燥以外にも脱水という、機械的な方法もあります。身近にあるものとしては、洗濯機の脱水です。
現在のものは遠心力を利用した遠心脱水機ですが、洗濯機に脱水機が取り付けられた初期のものは二つのローラーの間に洗濯物をはさんでローラーで加圧しながら水を除去していました。この様に遠心力を利用したり、機械的に加圧して水分を除去する方が水分除去の仕方としては安価に行えます。
しかし、脱水操作では、除去できる水分値に限界があることがネックです。

乾燥処理は、脱水と比較してエネルギーコストが高い点と、熱を掛けることによる品質への影響が心配されます。
ですから、被乾燥物に応じた適切な乾燥機を選ぶことは大変重要になる訳です。
私達は、豊富な経験と技術により、最適な乾燥方法を皆さんとともに検討し、提案することが出来ます。

Q2:何故、乾燥処理するのですか?

A2:乾燥の目的は色々あります。

例えば、運送を考えた場合、たくさん水分を含んだ、液体のような状態で運ぶ時と、乾燥して粉末で運ぶ場合を考えてみてください。液体では、容量も多いし、トラックに積むにしても作業が大変ですね。それに引き換え、粉体で運べれば、容量も小さく済むし、その分トラックに積むのも容易ですね。

食品に焦点を絞って、乾燥の目的を箇条書きしてみましょう。

  1. 保存性の向上・・・・水分活性を下げることにより、雑菌の繁殖を防ぎ、保存性の良い食品を得ることが出来ます。
  2. ハンドリング性の改善・・・・水分を除去することにより流動性を与え、計量や包装の自動化、混合の均一化を可能にします。また、重量の減少により輸送を容易にします。
  3. 新しい特性の付与・・・・干ししいたけや干しアワビなどのように『生』にはない風味や食感を持った食品が得られます。カール状のワカメのように、形状面で新しい特徴を持たせることも一つの例でしょう。
  4. 安定供給の維持・・・・食品原料の多くは収穫時期があります。乾燥処理することにより年間を通して同一品質の物を安定的に供給することが可能です。

食品の場合には、特に目的に合った品質のものが確保されるとともに、消費者には安全確実な製品が供給されることが大前提でしょうね。
私達は、乾燥を通して、安全安心のものづくりのお手伝いをしていきたいと考えています。

Q3:よく、含水率って耳にするけど、
水分とは違うの?

A3:私達が生活の中でよく耳にする『水分』とは、湿量基準の水分の割合のことを言っています。

例えば材料100gの中に水が20g含まれていた場合、
(20÷100)×100=20%で水分20%と言っています。

乾燥作業の中では、水分の違う状態を表したときに、この『水分』を使うと全体量(乾き材料の質量+水の質量)が変化してしまいますので、計算をするのに便利なように、『含水率』を使っています。

すなわち、含水率=
(湿り材料に含まれる水の質量÷湿り材料に含まれる 乾き材料の質量)×100


一般に、乾量基準の含水率を『含水率』:%Dry Base → %D.B.
質量基準の含水率を『水分』:%Wet Base → %W.B.と書きます。


『出典』 ※ 中村正秋・立元雄治著 「初歩から学ぶ乾燥技術」 工業調査会 2005年